へぐり作業を始めています
こんにちは!夏本番ですね
前回の記事「ナス狩り」でも紹介したように、夏の時期はナスの農閑期となっています
では、ナスのない時期に作業がないかと言うと…沢山あります
それが「へぐり作業」です


って、何これ~
となると思いますので、簡単に説明しますね。
ざっくりいうと、「ナイフで皮を削る」というものです

これは「土佐和紙」の原料となる楮(こうぞ)と呼ばれるものです
福井県の「越前和紙」、岐阜県の「美濃和紙」と並び、三大和紙と呼ばれる高知県の「土佐和紙」
土佐和紙(土佐の手づくり工芸品)より一部抜粋
強くて丈夫な紙として世界中からその品質が認められている。
昭和 51(1976)年には、高知県の手漉き和紙が「土佐和紙」という名称で国の伝統的工芸品に指定された。
この楮を既定の重さ毎に束ね、水に漬けます。

濡らすことで皮が削りやすくなります
1束ずつ利用者さんに配り、皮を削る作業(=へぐり作業)をしていただいています

皮を削った楮を洗い、干すことで土佐和紙の原料となるのです
ちなみに、このへぐりという作業も
・いの町の製紙業者 担い手不足の解消
・当法人 農閑期の収入確保
という双方向のメリットを持っています
昨年から始まった作業ですが、この作業が楽しみと言ってくれたり、慣れて削るペースが早くなる方も多いです
今年も農閑期の間、へぐり作業を楽しくやっていきます