こうち絆ファームとは

こうち絆ファームは『当事者の自立を目指す』を目標に活動している農業・福祉事業所です。

行政や関係団体と連携し、最低賃金で働けない全ての方や、生き辛さを感じる方たちをサポートし、就労継続支援B型事業から一般就労へ結びつけることを目標に事業を行っています。 

「B型事業」について
障害者総合支援法に基づき当事業所が実施する事業です。

【参考】就労継続支援A型・B型とは? 就労移行支援や就労定着支援との違いも解説

「農福連携」について
障がい者や、高齢者、生き辛さを抱えた方々が農業や漁業などの人手不足の分野で活動することを通じ、自信や生きがいを見つけて社会参画を実現していく取り組みのことです。

【参考】農福連携の推進 ー農林水産省

「生き辛い人たち」について
鬱や自殺を考えている人など、今の社会で生き辛さを感じている人や最低賃金でも雇ってもらえない人たちのことです。

「行政及び関係機関」について
生き辛い人たちの相談窓口やサポート団体と連携して事業を行っています。
(安芸福祉保健所、安芸市福祉事務所、安芸市社会福祉協議会、若者サポートステーション等)

「農福連携農家/団体」について
ナス農家を中心に23の農家と当法人が農福連携事業を行い、登録利用者48名の生き辛さを抱える人たちと一緒に働いています。
 (令和5年3月31日現在)

運営する事業所

こうち絆ファームでは現在、下記3事業所を運営しています。(令和7年5月現在)

【多機能型事業所TEAMあき】
【就労支援継続支援B型事業所TEAMいの】
【障害者就業・生活支援センターきずな】

多機能型事業所TEAMあき(安芸市)

TEAMあきでは20代~60代までの利用者さんが働いています。
働く方々の状況や必要性を鑑みてスタッフが次のようなサポートを行っており、障がいのある方や高齢者でもいきいきと働くことができます。

【サポート例】
・ 事業所までの送迎
・ 事業所内及びハウスでの作業に必要な支援
・ 生活面での相談支援

働き方(例)

1日の流れは人それぞれです。利用者の方に合わせた勤務内容で働いてもらっています。


 【Aさんの場合】
 

Aさんは自家用車がなく、長時間の作業が負担となる方です。
利用日はAさんを送迎をし、無理のない時間でナスの袋詰めを週3日程度しています。
事業所でコミュニケーションも取れて、楽しそうに作業しています。


 【Bさんの場合】

Bさんは体力に自信があるため、事業所のハウスでナスの収獲と手入れ作業を行います。
その後、自転車で事業所へ行きナスの袋詰めを行います。
働いた分の給料やB型事業の金額を合わせると十分1人で生活できる金額になります。

作業内容

【ナスの袋詰め作業】

地域の農家さんと当事業所で収穫したナスの袋詰め作業です。
規定の袋数を箱詰めし、製品として出荷できる状態にしています。なお、ナスは1箱200円の出来高制です。


【ナスの栽培】

TEAMあきでは事業所のハウスでナスの栽培をしています。
この栽培に関する「手入れ」と「収穫」を作業として行っています。
収穫したナスは事業所で袋詰めをした後、須崎青果と芸西市場に卸しています。


就労継続支援B型事業所TEAMいの(いの町)

TEAMいのは令和5年5月1日に開所しました。

当初は小規模な事業所でしたが、利用人数の増加や事業の拡大などから令和6年6月から事業所を移転しました。

作業内容

【野菜の袋詰め作業】

TEAMあきと同様にナス、さらにはピーマンとキクイモの袋詰めをしています。


【野菜の乾燥加工】

キクイモなどの野菜を食べられるように洗い・蒸しなどをした後、乾燥させて粉末状になるまで加工する作業です。

完成品は野菜パウダーとして商品化し、現在販路を広げています。

障害者就業・生活支援センターきずな(安芸市)

当事業所は関係機関と連携して障がい者の雇用と福祉サービスの支援を行う事業です。

障害者就業・生活支援センターについて|厚生労働省

高知県下では私どもを含め5つのセンターがあります。

障害者就業・生活支援センターについて | 高知県

TEAMあきの中に事業所を併設しております。
就業面と生活面の一体的な相談・支援を行っておりますので、心配・困りごとなどがありましたらご相談ください。

施設について質問・相談があるときは【こちら】の各種連絡先からお問い合わせください。